2022年07月11日
ZENMU Users Tips:Vol.1 仮想ドライブを安全に使いこなす!
ZENMU Virtual Desktopは秘密分散技術を利用して、お客様の大切なデータを安全に保護します。
PCの盗難や紛失時、分散された2つのファイルが揃わない限り、決して元のデータに復号することはできません。
また、2つの分散ファイルは、きちんと整合性が取れている必要があります。
PCの異常終了などで、分散ファイルの整合性が取れないとデータの復号ができなくなってしまいますので、ZENMU Virtual Desktopでは、お客様のデータの保全のために「ロールバックデータの保存」と「フルバックアップ」の機能を提供しております。
当社へのお問い合わせでは、この「ロールバックデータの保存」や「フルバックアップ」を行わないために、結果としてデータを使えなくなってしまったと言うケースがあります。
また、良くあるユーザーの行動として、ノートPCを単に閉じるだけで、長期間シャットダウンせずに使い続けるケースがあります。
これを繰り返すとPCリソースの消費は蓄積され、ファイルシステムの異常につながりやすくなります。
仮想ドライブのデータ保全のためには、以下を行ってください。
1. ロールバックデータの保存
・頻繁なロールバックは作業の妨げになることもありますが、定期的にロールバックデータの保存を行う設定(最低限数時間に1回)にしてください。
・重要なファイルの変更を行った際などには、ZENMUツールバーの中央のボタンの「ロールバックデータの保存」より手動で保存することも可能です。
2. 仮想ドライブのアンマウントとPCの再起動
・終了時は、必ず、ZENMUツールバーの右端のボタンより「ログオフ」「シャットダウン」「再起動」を選択し、仮想ドライブのアンマウント(使用の終了)を行ってください。 仮想ドライブのアンマウント時に、仮想ドライブのデータは秘密分散されて保存されます。
・1週間に1回は、PCの再起動を行ってください。
3.フルバックアップの取得
・1週間に1回程度、定期的にフルバックアップの取得を強く推奨します。
・オフラインストレージのみを接続して仮想ドライブを使用している際に、万一オフラインストレージを紛失・破損した場合でも、フルバックアップより仮想ドライブを復元可能です。
・PCのファイルシステム異常等が発生し、ロールバックデータの保存および、アンマントのファイルの保存が失敗しても、フルバックアップより復元可能です。
4.オフラインストレージの設定
・インターネット接続が不安定な環境や、外出時の仮想ドライブ使用に備えてオフラインストレージを設定し、可能な限り、両方を接続してご使用することをお勧めします。
・ZENMU Virtual Desktopは、クラウドモードとオフラインモードのどちらの場合も、接続されているが外部ストレージには、分散ファイルが保存されます。
これらを行っていただくことが、ZENMU Virtual Desktopで安全にPCを利用するためのポイントとなります。
システム管理者の皆様には、是非、エンドユーザ様への働きかけをお願いいたします。